設立の経緯

設立趣意書

 我が国の経済を活性化させるには、開発による新しいビジネスの創出が不可欠です。

 開発とは、ヒトや企業・組織をつなげ、モノを作り、コトを創造することです。そして、開発を推進するためには、企画や研究、マーケティングなど専門の知識だけではなく、事業全体を俯瞰し、関連事業を横断的に見渡せる、経営的な視点を備えていることが必要です。同時に、業種を越えた人や企業を繋いで異業種を連携させる力も重要となります。 開発の鉄人こと多喜義彦氏は、2001 年からこのような “開発を推進できる人材” の育成を主眼とした「ビジネスプロデューサー養成講座」「ビジネスアライアンス講座」「新ビジネス創出講座・ビズラボ」「リアル開発ラボ」*を、東北から沖縄に至る各地で開催してこられました。今や卒業生は 1000 人を超え、それぞれがさらなる活躍をされています。
 「一般社団法人事業開発経営協会」の設立は、こうして全国で活躍している各種講座の卒業生を一同につなぎ互いに協力し合える組織を構築し、広く事業や開発の支援を行いたいとの思いから始まりました。 当協会では「事業開発経営士」という資格制度をスタートさせました。「事業開発経営士」という称号を付与することでその開発力を認証し、事業に邁進できるようにしたいと考えたためです。なお、この資格認定については、当協会が運営する「事業開発経営学会」が行います。また、会員制度を創設し、事業開発における相談窓口や情報提供のほか、会員相互の情報交換やネットワーク会、多様な研修などを開催してまいります。そして、これらの活動が異業種マッチングやネットワーク構築の礎となって、それぞれのビジネスが大きく成長していくものと考えております。
 事業開発経営士の有資格者や会員の皆様が全国各地で活動し続けることで、ヒトや企業・組織の発展・活性化の推進力となって、モノづくり・コトづくり・ヒトづくりを強固なものにし、ひいては我が国の経済の発展にも寄与するものと確信し、ここに一般社団法人事業開発経営協会を設立することといたします。